もしもウルトラマンになれたなら…大人のための映画『ULTRAMAN』を観てほしい!

こんにちは!Nekuboです。

第二回目となる本稿ではこんな映画をご紹介。

「…え?ウルトラマンの映画?そんなの子供が観るものでしょ。」

たった今!そう思ってこの記事を読まずにページを閉じようとした方がいらっしゃったら少しお待ちください。

あなたは知っているでしょうか?「大人のためのウルトラマン」として製作された、単なる”劇場版”ではない、ウルトラマンの”映画”があることを。

本稿で私が紹介する映画『ULTRAMAN』は、まさしく「大人向けのヒーロー映画」をコンセプトに製作されたシリーズ初の映画です。
元々は”Yellow Eyes”というタイトルでスタートした”ULTRA N PROJECT”という企画の第一弾が本作にあたりますが、実質は初代『ウルトラマン』の第一話を現実の世界に置き換えてリメイクし、「もしも現実の世界にウルトラマンが現れたら?」をテーマとした物語となっています。

リアリズムを着眼点に。

DogEarFilms流 こんな人にオススメ
・空を飛びたい!と思ったことがある
・空中戦が好き

本作の物語の舞台となるのは現代の日本。もちろん、ウルトラマンは存在しないはずの世界でした。

また、この世界には「ウルトラマン」シリーズには欠かせない科学特捜隊といった空想の特殊機関も存在しません。あるのは自衛隊と政府機関のみ。

だからといって自衛隊が科学特捜隊の代わりというわけでもないのが面白いところ。

ウルトラマンや怪獣が存在しないはずの現実世界を舞台に、もしもそういった未知の存在が現れたら政府はどう対処するのか?ウルトラマンや怪獣となってしまった人物はどういった行動をとるのか?

これが本作のドラマとしての見所でもあります。

等身大の父親が主人公

主人公の真木瞬一は陸上自衛隊のエースパイロットであり、妻と子を持つ父親です。しかし、彼の愛する息子は持病があり、入退院を繰り返していました。

職業柄、真木はそんな息子とも過ごす時間が取れないことを悔やんでおり、自衛隊のパイロットを引退することを決意。

そして、ラストフライトの夜。F15イーグルに乗って空を飛ぶ最中に彼は謎の赤い球に衝突し、ウルトラマンとなる力を得ます。

しかし、現実に待っているのは、決してウルトラマンを歓迎するような世界ではなかったのです……。

アクションが凄い!〜新宿上空での空中戦〜

本作の見所といえば先述したようなリアリズムを重視した世界設定もそうなのですが、なによりもクライマックスの舞台となる新宿でのアクションです。

みなさんの持つウルトラマンのイメージとは何でしょうか?

おそらく大半の人はミニチュアで組まれたセットの中で怪獣と肉弾戦を繰り広げるウルトラマンの姿かと思います。

しかし、本作ではそんな従来のイメージを払拭するかのごとく、シリーズでは初となる本格的な空中戦が展開されます。

これは本当に革命的でした。もちろん従来のウルトラマンのアクションも楽しいのですが、シリーズを観てきた誰もが一度は思ったであろう「ウルトラマンは空を飛べるのに、なぜ飛んで戦わないの?」というそのちょっとした疑問に答えを出してくれたのです。

クライマックスに新宿の上空で展開される驚異の空中戦はぜひ一度観てほしいところですね。

ちなみに、そのアクションシークエンスを担当したのがTVアニメ「マクロス」シリーズを代表作として「板野サーカス」というアクション表現を確立させた板野一郎氏が担当しているので、そのスピード感と迫力はお墨付き!

飛べる!俺はこの空を飛べる!

文中、映画のクライマックスに触れる箇所がありますのでご注意ください。
男女問わず「空を飛びたい!」と思ったことがある人は少なくないはずです。偶然にもウルトラマンの力を手に入れてしまった主人公は子を持つ父親、真木もそのうちの一人でした。

彼は子供の頃から空を飛ぶことが夢でした。その結果、大人になってから自衛隊のパイロットになったという経緯があるのですが、後の人生の中でウルトラマンに変身したことで、真の意味で空を飛ぶという夢を叶えることが出来たのです。

クライマックスの新宿での戦いの中、必死の思いで怪獣の攻撃を避けていたらいつの間にか空を飛んでいた…というシーンは最高です!

劇場公開時、興行的には振るわなかったという話も聞く本作ですが、今では隠れた名作の一つとしてファンの多い作品でもあります。実際、期待した興行成績を得られなかったことにより続編の企画が立ち消えたという話もありました。

(※細かい話をすると、続編とは言い難いが世界観を共有する『ウルトラマンネクサス』というTVシリーズはあります)

とはいえ、興行成績と作品の良し悪しは比例しないもの。

この映画は面白い!

と、私は声を大にしてオススメしていきたいのです。“劇場版”としてのウルトラマンの映画も大好きだし面白いものは沢山ありますが、本作『ULTRAMAN』という作品の趣旨から言うなれば、まさに大人のための…ウルトラマンを知らなくても誰もが楽しめる“映画”としてのウルトラマンがあるのです!

「飛べる!俺はこの空を飛べる!」というセリフに胸を打たれる日本を代表するヒーロー映画をぜひ。

(C)ULTRAMAN製作委員会

 

この記事をシェアする