あなたが共感する恋愛って?『それでも恋するバルセロナ』

恋愛って人によってかなり異なるけれど、実際、周りにいる人は同じような恋愛観の持ち主ばかり……ということはありませんか?煮詰まってきてしまったら、こんな恋愛の仕方もあるのね!という発見ほど面白いものはありません。

はじめまして、ライターの佐々木です!今月からDogEarFilmsで記事を書かせてもらうことになりました!よろしくお願いします♪

さて、記念すべき1回目は、私の大好きなウディ・アレン監督の作品『それでも恋するバルセロナ』を紹介させていただきます!

DogEarFilms流 こんな人にオススメ

・美しいバルセロナの景色と女優陣の演技を堪能したい

・先が読めない展開が好き

・人生は楽しむものだという価値観の人

旅先でのワンダフルな体験

舞台はスペイン・バルセロナ。性格は正反対だけど、お互いの良さを認め合う友人同士のクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)とヴィッキー(レベッカ・ホール)がバルセロナにバカンスに訪れるところから物語は始まります。そこでハビエル・バルデム演じるフアン・アントニオと知り合うのですが、2人とも彼に惹かれてしまいます。積極的なクリスティーナが彼と付き合うようになりますが、婚約者がいるヴィッキーも彼のことを忘れられず。と、そんなことをしているうちに、フアンの元妻マリア・エレーナ(ペネロペ・クルズ)が現れて、物語は思わぬ展開に…。

あらすじだけを見るとちょっとドロドロしたドタバタ恋愛映画を想像する方も多いかもしれません。しかし実際に観てみると、全く重苦しくないし、確かにドタバタしているけど示唆に富んだユーモアがあって疲れません。むしろ笑えるのがこの映画の素敵なところ

観る人によって視点が異なる

StockSnap / Pixabay

望まないものはわかるけど、望むものはわからないの

というクリスティーナのセリフに私は当時とても共感して、クリスティーナ目線でこの映画を楽しめたのですが、友人は正反対のヴィッキー目線で映画を観ていたようで、話してみると私が考えもしなかったことを語っていました。観る人によってかなり異なる感想を持つ種類の作品だと思います。それはそれでとても興味深いですよね。他の友人は「みんなあの男(フアン)のことが好きなのがまず理解できない」と若干怒っていました(笑)

 

圧巻のペネロペの演技とバルセロナの景色

heblo / Pixabay

アーティスティックゆえに情緒不安定で情熱的なマリア・エレーナを演じるペネロペの演技が、この作品にとても良い意味でパンチをきかせています。実際ペネロペはこの役でアカデミー賞助演女優賞を獲得しているのですが、圧巻の演技です。

もともとスペイン出身で自身も女優という仕事をしているペネロペですから、役とかぶるところも多いのか実に自然にこの役を演じています。そしてその美しいこと。他にもスカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホールと豪華女優が揃っているうえ、サグラダファミリアやグエル公園などのスペインの景色も相まって美しく、それだけでも観る価値アリです。

ここからネタバレを含みます!

それでもやっぱり旅に出たくなる

最終的に、クリスティーナはマリア・エレーナとフアンとの3人の関係を続けられないと気付いたし、ヴィッキーは自分の人生にこんなクレイジーな展開はいらないことに気付きます。あれだけドタバタしておいて2人の手元には最終的に愛は残らなかったけど、クリスティーナは望むものに一歩近づいたし、ヴィッキーはアメリカに帰って婚約者との生活を迷いなく始めることができるようになったということです。体験は人を成長させます。結局アメリカに帰って現実に戻ることになる2人のラストシーンを見て、それでもやっぱり旅に出て、異文化に触れたい!という気分にさせてくれる映画だと実感するのでした。

スパニッシュギターを習いたくなって、手始めにアコギを始めました!

(C) 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.

この記事をシェアする