【取材】豪華キャスト勢揃い!映画『ルームロンダリング』完成披露試写会

こんにちは、こめこです。

7月7日(土)に全国ロードショーとなる『ルームロンダリング』の完成披露試写会にお邪魔させていただきました。座席指定ではなく先着順の試写会、雨の降りしきる中、開場1時間前にはすでに多くの観客が並んでいました。

期待感溢れる会場の中、メインキャストである池田エライザさん、オダギリジョーさん、渋川清彦さん、健太郎さん。そして本作の監督・脚本をつとめた片桐健滋監督が登場。

 

あらすじ

人付き合いが苦手、彼氏なし、こじらせ真っ只中の八雲御子。彼女の仕事は、事故物件に住んでその履歴を帳消しにするという、“ルームロンダリング”。そんな御子の悩みは、仕事先の部屋で元住人たちがユーレイとなって出没すること。この世に未練たらたらなユーレイたちに振り回される日々を送るうち、周囲の人々も巻き込んで、御子に人生初の恋とトラブルが訪れる!?

豪華キャストと片桐健滋監督の撮影裏話

本作主人公「八雲御子」を演じた池田エライザさんから、「 雨の中ありがとうございます。並んでくださっていた間に冷え切った身体を温かくしていってくだされば、短い間ですがそんな時間になればと思います」とファンへの御礼の挨拶からスタート。

続けて、主人公の叔父「雷土悟郎」演じるオダギリジョーさんの挨拶を促されるも「ごめんなさい、入れ忘れてました」とマイクのスイッチを入れ忘れる、という茶目っ気を披露。

「オダギリジョーさんの役は、主人公の叔父とのことで主人公を優しく見守る関係ですが、池田エライザさんとの思い出は何かありましたか?」と聞かれると「思い出は特にないですが、撮影中に、池田エライザさんにミーアキャットをペットにしようか悩んでいると相談をされたのが強烈でした」とコメント(ちなみに今はショウガラゴという猿に目移りしててペットを飼ってはいないそうです)。

仕事先の部屋に居座るパンクロッカーの幽霊、「春日公比古」を演じた渋川清彦さんの挨拶「人、いっぱいいるなあ」と緊張された面持ちで客席を眺めた後、「パンクロッカーで少し津軽弁を話しました。金髪は自分で染めました。ただ幽霊を演じるというよりは自分らしくやらせてもらいました。ただ監督のイメージで指示されたパンクポーズが変だった」と、この映画のコミカルを担う人ならでのコメントを交え挨拶。

そして、主人公御子の部屋の隣人「虹川亜樹人」を演じる健太郎さん。

「今まで演じたことない役柄、初めてのコンビニ店員で、楽しい撮影だった。今まで演じてきた役柄のイメージと真逆なオタク系の男性、不器用で奥手な男性を演じるのは難しかった」と語り「キーポイントとして眼鏡があるので、眼鏡の上げる仕草を工夫しました」と演技についてもコメント。

片桐健滋監督からは「雨の中、完成披露試写会に来てくれてありがとうございます」と挨拶がありました。

ルームロンダリングのオリジナル作品の良さについて

本作は「TSUTAYA CREATOR’S PROGRAM FILM2015」で準グランプリ Filmarks賞に選ばれたオリジナル作品。

「ジトっとしてしまいそうな事故物件を爽やかに書かれた作品ですが、台本について惹かれた部分は、どこですか?」と池田エライザさんとオダギリジョーさんに質問を振られると……

池田エライザさんはコメントを振られると思っておらず、「私?」と聞き返す。すると、前方の客席に座っていた小さな女の子が真似して「私?」と声を発したのに対し、池田エライザさんがまた「私?」と言ってあげるハートウォーミングな場面も。

「脚本はコメディだけどハートフル、渋川さんと一緒にやってコメディな作品なのだと気づきました」と、池田エライザさん。

オダギリジョーさんは「感無量というか、監督を昔から知っいてそのオリジナルストーリーでできることが嬉しかった」と台本の魅力をひと言に押し込めるようにコメント。

片桐健滋監督は「下北沢の居酒屋で出たアイデアを映画『火花』の助監督をしながら、梅木竜矢さんと書きためていた本作をプロットにしていったからめまぐるしかった」と当時を振り返りました。

主演・池田エライザさん 選ばれたきっかけはセクシーさでなく「暗さ」

池田エライザさんの登用について「溌剌としていて、かつセクシーなのに何故選ばれたのですか?」と片桐健滋監督が聞かれると「文芸雑誌『ダヴィンチ』で書評を書くほど考えることの多い池田エライザさんの内面を重視した」とコメント。

また他の監督から「エライザ暗いよ」とお墨付きを貰ったそうで「暗い感じが大好物なので選びました」とも語り、それに池田エライザさんは首をかしげながら「監督は、よく見てるかたなので、そうなのでしょうね」と返事。

主人公御子と池田エライザさんの重なる部分について聞かれると、「絵を書いたり書評を書いたりしてると、低い机に覆いかぶさっているからそういうとこや生活リズムは似てる」と答えました。

ロンダリングで浄化したいこと。個性的なキャストに個性的な回答

ルームロンダリングとは「部屋を浄化する」という意味で、よく聞くマネーロンダリングのマネーの部分がお部屋になったバージョンとのこと。ひと言で、部屋を洗浄、浄化していく。

ここから、キャストの皆さんがロンダリング(浄化)したいこと、消し去りたいことのインタビューに移り、一斉にフリップを開くと会場から失笑が……。

まずは池田エライザさんから。

▲フリップには「邪念」と、ひと言。

「過去に浄化したいこと、あまりないです。振り返って恥ずかしいと思うことでも、自身がそうして決めたことなので」と話し「これから自分が想像できない環境になって…」と次のステージについて真剣に語っていると、客席から携帯電話の音が……(池田エライザさんは、すぐに気づいて苦笑いしてたので、そういう細やかな感性のことを「邪念」といっているのかと感じました)。

「目が眩んでしまいそうになったときは、常にクリアでいるため『邪念』をロンダリングしたい本能に近いまま、つき進んで行きたい」と答えていました。

▲真っ白のフリップをもつオダギリジョーさん。

司会の方から「オダギリさんは空白ですね」と言われると「答えがないのでなく、ペンがなかった。黒歴史がないというか、特に何かを浄化させたいことはなかったけど本当にペンもなかった」と言ってオダギリジョーさんらしい雰囲気で客席を笑いに包み、司会の方も「スタッフにペンを用意するよう言っておきます」とタジタジの様子でした。

▲「初ゲロ」と書いたフリップをもつ渋川清彦さん。

「23歳で始めて海外に行った時に飛行機で調子に乗ってお酒を飲んでいて、普段読まないような本もカッコつけて読んでいたら着陸のときの振動で吐いてしまった」とテーマに沿った黒歴史を発表してくれました。

▲「先輩の引退試合」と書いたフリップをもつ健太郎さん。

「先輩引退試合の会場に行ったのにバスケの声援が聞こえず友人に電話すると、名前の似た違う試合会場にいたことが発覚。途中からいくのにも忍びなかったから行けなかった」と話す健太郎さんの顔を見て池田エライザさんが「怒ってる?」と聞くと、「浄化したいというより当時のクラスメイトにちゃんと伝えてくれよ」と、愚痴をもらしていました。

事故物件とは?事故物件でのお得情報

本作には、いわゆる幽霊が住み着く事故物件が出てきます。そこで事故物件にお住まいの松原タニシさんが壇上し、お得情報をクイズで紹介してくださいました。

「事故物件住みます芸人です」と、のそっと登場。これまで事故物件に6件住んだという松原タニシさん。

事故物件は怖いとかのイメージだけじゃなく、よいとこもあるとのこと。

1問目のクイズは「事故物件で役にたつことはなんでしょう?」

「1、鏡から文字が浮かんだ」

「2、物がかってに動いた」

この二択をいうと、会場から悲鳴が。

池田エライザさんも「この問題がどうやったら住んでよかったことにつながるの?」と疑問を投げかけると松原タニシさんは、「のちのち分かる」と返答し二択にキャストが答えました。

1に片桐健滋監督、健太郎さん、池田エライザさんの3人があげ、後のオダギリジョーさん、渋川清彦さんの2人は2を選択。

「正解は1です」と松原さんが解説。女性の霊が出ると噂されていた事故物件に住んでおり、お風呂にはいると鏡から文字が浮かび上がって、最初「シ」と浮かび上がって次には何が浮かんでくるのだと思うと小さい「ヤ」が浮かんできて「ン」と、まだ浮かび上がってきて最後に「プー」だった。

どういうことだろうと、シャンプーのポンプを押してみると「スコスコスコ……」という音がした。中身が空になっていた。「替え時教えてくれたんですよ」と松原タニシさんが言うと会場に笑いが起こりました。

司会の方も、「本当ですか?」と疑うとタニシさん曰く「こちらが嫌がらなければ向こうもお手伝いしてくれる」とのこと。まさに映画のようにルームシェアしてくれる霊の同居人のような話になったが、池田エライザさんは「男性が住んでて女性の霊なら良いけど、逆に女性が住んでて男性の霊だったら嫌じゃないですか」と妙に現実的な返答をしていました。

▲今のところ、事故物件に住みたくなさそうなキャストと監督の渋い顔をしている時の写真

最後の問題は「事故物件に住んで良かったことは何でしょう?」

「1、仕事を手伝ってくれる」

「2、家事を手伝ってくれる」

1は片桐健滋監督と健太郎さんのみで、後の皆さんは2番とのこと。

正解は1「仕事を手伝ってくれる」。

理由は、松原さんが怪談をする芸人のオーディションに行った際「松原タニシです」と自己紹介してすぐ、その場にいたスタッフの身に付けていた数珠がパンッと弾けたそう。それを見たオーディションのプロデューサーは「君もう喋らなくて良いから番組出て」と言われオーディションに受かった。と事故物件の霊が仕事を後押ししてくれたと感謝のエピソードを話していました。

悲鳴があがるラスト

最後に「クイズを終えて事故物件住みたいですか?」と司会の方の問いかけに誰も返事がなく沈黙……。

沈黙の後、「事故物件じゃなくても今のところは、なんとも順調なので巡り会えば事故物件に……」とエライザさん。そこで松原さん「事故物件安いし!」ともうひと押し「僕、今住んでるのが3DK3万円で」というと、その日一番の悲鳴が上がりました……。

最後に、リアルルームロンダリングをする松原さんは「1年間事故物件に住めたら1年間事故物件に住めた、という自信もつく」と体験談を語り、クイズは終了。本作を見たら幽霊の捉え方も、物の考え方も松原タニシさんのエピソードのように面白く変わるかも。

個性的で豪華なキャストのハートウォーミング・コメディ楽しみです。

『ルームロンダリング』
7月7日(土)、新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
配給:ファントム・フィルム

公式サイト
http://roomlaundering.com/

©︎2018「ルームロンダリング」制作委員会

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こめこ

笑えるだけの映画も考えされられる映画も希望を与えてくれるものが好き。本当に好きなもの、おすすめしたいです。 新作の感想は少ないかと思いますが、旧作やDVDなどのレビューから、お気に入りを発掘してもらえたら嬉しいです。