愛とシュールの海に連れて行ってくれる映画『人魚姫』

こんにちは、こめこです。

気になっていたチャウ・シンチー監督の最新作『人魚姫』ですが、上映館が少なかったので足が遠のいていた地元の劇場へ行ってきました。そこで初めて観た映画は『劇場版セーラームーンS』。そういえば、なんとなく『人魚姫』の主人公の二人って、「うさぎ」と「まもちゃん」に重なるような、重ならないような(笑)。

同監督作品『少林サッカー』の影響か、私が座った席の後ろにはたくさんの男子高校生がいました。人魚のラブストーリーを男子高校生集団が楽しめていたかは謎です。

悩ましくない人魚姫?

人魚姫というと、人間に憧れた人魚姫が海と陸との恋で儚く泡のように消えてしまうような可憐な人魚を想像しませんか?

この人魚姫は、海を占拠するために人間が作った装置で傷つき、行き場を失われてしまった人魚族を嘆き、装置を設置した人間を敵討ちするためにヒレを改造し、陸に上がる物語です。

Dog Ear Films流 こんな人にオススメ
・ラブコメディが好きな人
・考え事で頭がいっぱいになってる人
・ひとり or 夫婦向け

随所に、アクションや笑いは入っていますが、『少林サッカー』のようなアクションと笑いだけを求めて観ると、案外ラブストーリーがメインでショックかもしれません。

アジア流(中国) 味のある個性的俳優陣

人魚 シャンシャン(リン・ユン)

中国の田舎娘のようなシャンシャンですが物語が進むに連れて、とても可愛く見えてきます。

敵役は 実業家 リウ(ダン・チャオ)

カネで物を言わす成金で気持ち悪いヒゲを生やしていますが、ヒゲが生えてないリウはカッコイイです。

その他にも、敵討ちを扇動・指南する役はタコ兄さんだったり、ライバル役として都会的な中国美人も出てきます!

笑えるようで深い?もう1つのテーマ

そして、 ひとつひとつのアクション、敵討ち「リウ殺し」の方法が毒を塗ったウニを投げるなど、とにかくシュールで笑えました。

こんな笑える映画も裏テーマとして、現代の中国の環境汚染問題が示唆されています。

「いくら儲けたって、
人間は綺麗な空気と水がなければ生きていけない。」

この台詞は、ただそれだけでなく なんとなく、目の前のことでいっぱいになっていた 私を大きなところへ連れていってくれた感じがしました。

そして物語の最後は童話らしく素敵なクライマックスで締めくくります。

今までの人魚の想像を破った、新感覚のラブコメディと思って、ぜひ楽しんで観てもらえたらと思います。

けど、字幕のタコ兄さんは不覚にも笑ってしまうのでやめて欲しい。

(C) 2016 The Star Overseas Limited.

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こめこ

笑えるだけの映画も考えされられる映画も希望を与えてくれるものが好き。本当に好きなもの、おすすめしたいです。 新作の感想は少ないかと思いますが、旧作やDVDなどのレビューから、お気に入りを発掘してもらえたら嬉しいです。