どうも、こめこです。
くみちゃん、人間ドラマって重苦しくて嫌い?(ブルゾンちえみ風)
「そんな朝から、カツ丼食べれないよ!!!」っていう気分になってしまう方には、こちらがおすすめです。
(私は今上映されてる『ダンケルク』、『幼な子らわれらに生まれ』のような結構ズッシリとした苦しい映画も好きなのですが)
映画『素晴らしきかな、人生』
冒頭では主人公の悲しい出来事から周りの悩み事を聞いていくシーンが流れ、まるで再現ドラマを観ているような気軽な気分で観ることができる本作。しかしそのうち、気軽に観ていたつもりが観入っている事にも気づかず、きちんとした話の道筋が唐突に現れて、ハッと気付かされます。
暗い話は疲れちゃうから嫌いなんだよなっていう人のほうが純粋に楽しめるつくりになっていると思いました。映画のストーリーと絡めてちょっとカウンセリングチックになっているのかな?
あっ、再現ドラマって軽く言いましたが良作ですよ!!
(ちょっと数年前に再現ドラマかと思ったら、最終的に「私はこれを飲んで元気になりました」って青い汁の宣伝番組のようなオチとはまったく違います!(笑))
・ドラマが好きな人
・悩みながら生活している人
・ひとり or 泣きどころが一緒な人と
大切な人に手紙、書いてみる?(ブルゾンちえみ風)

私が大切な友人の新しい門出に手紙を綴ったレターセット
手紙がキーポイントになっている本作。ライン、メール、電話で、事が済んでしまう今の時代。手紙を改めて書くってなかなかないと思うのですが、この映画を観たら一言くらい大事な人に直接的な言葉や間接的なメールではなく、手書きの手紙を添えてみようと思えるかも。どうすれば人間関係や人生は上手く回っていくのか、手紙やカウンセリング中心にその解決策「遠回しだけど大切なこと」が詰まっています。
自分の一番弱いところを見つけられた
私はこの映画の冒頭にある子供の笑顔とエンドロールの音楽にジーンときて、ふと『アイアムサム』を思い出しました。大事な友人と、『アイアムサム』を観に行ったときに、あからさまに友人と二人だけ周りの人と違うシーンで目頭を熱くしたのです(『アイアムサム』の話は、また後日)。
この映画も、周りを観察すると様々なシーンで泣いている人を見かけました。じゃあ、なんで私はこんなところで目頭が熱くなったのか、と考えた時、私は、無邪気な人や何気ない音楽が心の支えになっているのだと気付いたのです。だから、私は周りの人を大切に楽しく過ごせる日々を一番に大事にしよう、とカウセリングを受けたような、おももちで足取り軽く映画館をあとにしました。

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