映画館? 貸本屋? パン屋? ここは「シネコヤ」です。

湘南は藤沢。現在、国内の多くの映画館はシネマコンプレックス(以下、シネコン)という複数のスクリーンを設置し、様々な映画を上映するスタイルが主流だ。その中で、「シネコヤ」は映画と本とパンをコンセプトにしたユニークな存在の空間である。どんなところか、気になりますよねー。

ということで、「シネコヤ」を運営する竹中翔子さんに取材を行いました!!

笑顔で迎えてくれた竹中翔子さん

summeri
現在は映画館といえばシネコンのスタイルが多い中で、「シネコヤ」は映画と本とパンの店というコンセプトを持つユニークな存在ですが、始めた経緯を教えてください!
竹中
10年ほど前に藤沢の「フジサワ中央」という映画館でアルバイトをしていました。

現在では、どこの街に行ってもシネコンばかりですが、一昔前は、街の特徴が滲み出た劇場が全国各地にあったように思います。近年はそういった映画館が徐々になくなりつつあり、残念に思いました。

そこでシネコンとは違う、その街独特の雰囲気を残しつつ、映画館とも少し違った新しいスタイルのコミュニティスペースは作れないかと考えた事が「シネコヤ」を思いついたきっかけです。

取材の中で聞きましたが子供の時は映画よりも、古本屋さん巡りが好きだったよう。古本に囲まれた空間が好きだった事が、このシネコヤの空間作りにも繋がっているのだろう。

二階スペース

summeri
「シネコヤ」から感じた印象は地域のコミュニティスペースとしての存在意義を強く感じましたが、街と「シネコヤ」の関わりについて、どのように考えていますか。
竹中
シネコヤは映画館ではなく、店内で本を楽しんでいただける貸本屋というスタイルでやっています。

その中にスクリーンが付随する設備として作品を流しています。もちろんカフェのみの利用も可です。

シネコヤは従来とは違った、映画文化を街に残していくための新しいスタイルを作りたいと考えています。

それは、街の皆さまの生活により身近なところで、映画文化に日常的に触れられる場を目指していますし、単にそれだけではなく様々な文化を学べる場所として、「シネコヤ」が機能していれば嬉しいです。

ご来店いただいた皆さんからも、そういった場への想いは強く感じています。

summeri
本当にユニークな場で素敵です。竹中さんが「シネコヤ」の活動を通して感じるポイント、そして今後の展望もお聞かせください。
竹中
色々と試行錯誤しながら、オープンから間も無く一年が経ちます。

最近では、地方でも徐々に映画館がなくなっている現状を嘆き、映画館を復活させたいと思う方が、上映会などを行うことがより増えてきたと思います。

そこで、その延長線としてただ映画館を作るのではなく、新しい工夫がこらされた空間作りの仕組みを「シネコヤ」としては作っていきたいと考えています。

というのも、自分の住んでいる街に映画館を作りたい、復活させたいという思いを抱いている方はたくさんいらっしゃると思います。

それでも映画館ほどの大きなホールとなると、建てる事も維持をするにも様々な面で大変です。そうではなく、またもうひとつの新たなスタイルとして、シネコヤがひとつのモデルケースになればと思います。

そのためにも、まずはこのお店がずっと続き、成り立っていけるようにしていかないと。そのやり方を各所でも真似できるように、いつか「シネコヤ」の作り方をシェアできるように日々頑張っていきたいと思います。

summeri
ありがとうございます。素敵な展望ですね! 各地で「シネコヤ」のような、その場所の持つ特徴を活かしたユニークな場が生まれたら面白い事ですね。本日はありがとうございました。

インタビューを終え、早速温かいコーヒーと自家製酵母パンをいただいた。美味しいし、ホッとする。ずっとこの空間にいたいと思えたし、飽きたら海でも見に行き、また戻って映画も観れる。素敵な空間だ。また来よう。


シネコヤ

料金やアクセスに関しては下記のリンクをご確認下さい。
http://cinekoya.com/

神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-4-6(鵠沼海岸商店街 旧カンダスタジオ)
TEL:0466-33-5393(代表)

営業時間:9:00〜19:00(L.O)20:00(CLOSE) 毎週水曜日定休

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ABOUTこの記事をかいた人

summeri

映画大好きな映像プロデューサー。 自主制作から商業、アートな作品まで様々な切り口から、映画を身近な存在に感じてもらえる記事を執筆していきます! 映画と共にあらん事を。