「映画宣伝ミラクルワールド」がパワーアップ!! 新規取材 12 章、全面改稿 1 章を含む全 40 章で、 “東和 VS ヘラルド”の戦いを宣伝面から徹底検証!!

今年 6 月に、映画記者歴 30 年を迎える映画ジャーナリスト/アナ リスト・斉藤守彦は、2013 年秋に刊行され大反響を呼んだ「映画 宣伝ミラクルワールド」をさらにパワーアップ、リニューアルした 「映画宣伝ミラクルワールド・特別篇」を 6 月中~下旬、洋泉社よ り上梓する。全 336 ページ、予価 3200 円(税抜き)。

「映画宣伝ミラクルワールド」では、70 年代から 90 年代初頭に かけての、インディペンデント系(独立系)配給会社の宣伝戦略にフ ォーカスし、当時破天荒な宣伝展開を行っていた東宝東和の宣伝手 法・思想を多くの広告類と共に描写したが、今回の「特別篇」では 日本ヘラルド映画の宣伝テクニックに着目。「キングコング」VS「カ サンドラ・クロス」以来、宿命のライバルである東宝東和とヘラル ド映画の宣伝戦略を比較・検証し、その成果を詳細に描いている。 ハッタリ宣伝と称される東和のエネルギッシュな“話題宣伝”に対して、“映画が内包する情報以外は、売ってはいけない”ことをポリシ ーとするヘラルドの“作品を信じる”姿勢を描写すべく、今回当時の 関係者たちに追加取材を実施。さらに黒澤明監督作品「乱」につい ては全面改稿を行い、“東和 VS ヘラルド”の実像に肉薄した。そのシ チュエーションから見えてくる多くの発見は、今日の映画宣伝にと っても羅針盤となるであろう。

新規取材を行った全 12 章のうち、「スター・ウォーズ」日本公開 に便乗してアメリカの SF ポルノ映画「フレッシュ・ゴードン/ SPACE WARS」を一般映画として公開したジョイパックフィルム、 「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」で、初の全国 公開に挑戦したギャガ・コミュニケーションズに加えて、80 年代に 大きなムーブメントを巻き起こしたミニシアター作品の中から、そ の先駆けとなったルキーノ・ヴィスコンティ監督の「家族の肖像」 のヒットと、ミニシアター・ブームの頂点を極めた「ニュー・シネ マ・パラダイス」についても関係者に取材と調査を行い、詳細なデータと共にその全貌を明らかにしている。

オリジナル版で好評を得た、公開当時の新聞広告などは、今回も多 数掲載。なお本書の帯に掲載されている惹句は、斉藤守彦著書ではお馴染みの、“伝説の映画惹句師”関根忠郎による新作である。

「映画宣伝ミラクルワールド・特別篇」の内容は次の通り(☆印は 新規取材・執筆、☆☆印はオリジナル版を全面改稿) ☆まえがき「なぜ、特別篇なのか?」

プロローグ=「キングコング VS カサンドラ・クロス」
第 1 章=インディペンデント映画が元気な時代
☆第 2 章=「ヘラルド・ゴールデンセブンズ」とは何か?
第 3 章=「サスペリア」
第 4 章=東和、ヘラルドのホラー映画戦略
☆第 5 章=「ジョーイ」
第 6 章=「死亡遊戯」
☆第 7 章=「フレッシュ・ゴードン/SPACE WARS」
☆第 8 章=「コンボイ」
第 9 章=「ナイル殺人事件」
☆第 10 章=「家族の肖像」とヴィスコンティ・ブーム
第 11 章=「Mr.Boo!」
第 12 章=地獄の邦題会議
☆第 13 章=「グローイング・アップ」と「ゾンビ」
第 14 章=「地獄の黙示録」
第 15 章=「バトルクリーク・ブロー」
☆第 16 章=「カリギュラ」
第 17 章=「エレファント・マン」
第 18 章=新聞広告には、パターンがある。
第 19 章=「キャノンボール」と「エンドレス・ラブ」
第 20 章=「ミラクル・ワールド/ブッシュマン」
第 21 章=「メガフォース」と「少林寺」
第 22 章=イベント宣伝蛮行録
☆第 23 章=「ナポレオン」とヘラルド・エース
第 24 章=「ランボー」
第 25 章=「幻魔大戦」と「東京裁判」
第 26 章=「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
第 27 章=「アマデウス」
第 28 章=「ネバーエンディング・ストーリー」と「西太后」
☆☆第 29 章=「乱」
第 30 章=冬の時代
第 31 章=「ラストエンペラー」
第 32 章=「レッドブル」と「トータル・リコール」
☆第 34 章=「ニュー・シネマ・パラダイス」
☆第 35 章=「恋人たちの予感」と「セックスと嘘とビデオテープ」
第 36 章=「フィールド・オブ・ドリームス」
☆第 37 章=「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」
第 38 章=「ターミネーター2」
☆第 39 章=「ハートブルー」
☆「特別篇のためのあとがき」

2017年5月30日